お祝い掛軸
2010年10月12日火曜日
松竹梅鶴亀掛軸
鶴は、昔から「鶴は千年、亀は万年」など亀と共に長寿の象徴とされている鳥です。
江戸時代には鶴の肉は高級食材として珍重されていたそうです。
日本だけではなく欧米などでも「神秘の鳥」「幸運のシンボル」とされています。
古来より「鶴は千年」といわれ
長寿を象徴する吉祥の鳥
として、また夫婦仲が大変良く一生を連れ添うことから夫婦鶴といわれて
仲良きことの象徴の鳥
として、鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから
天に届く・・・天上界に通ずる鳥
といわれるなど、「めでたい鳥」として尊ばれてきました。
鶴は鳥類で唯一、ヒマラヤ山脈を飛び越せる力があることから
霊鳥
ともされています。
2010年10月8日金曜日
高砂掛軸
高砂
とは、高砂の浦で相生『相
(あい)ともに生まれ、生きて老いるまで』の夫婦になった謡曲「高砂」の故事にならった縁起図です。
相性の松といわれた老松の二本の幹に宿った松の精霊が尉と姥で、この一対の神様に若い二人の行く末を見守っていただくために、高砂の掛軸を結納・婚礼に掛けます。
おじいさんの持つ熊手(くまで)には『福をかき集める』という意味があります」。おばあさんの持つ箒(ほうき)には『邪気を払う』という 悪魔を払い、寿福を抱くという意味があります。にこやかに微笑む翁と姥は、末永く契りあう夫婦の理想を表しています。その周りを歳寒三友(松竹梅)、鶴亀、旭日などのおめでたい柄を配し、夫婦円満、健康長寿、無病息災等の吉祥を願い慶祝の席に掛けられます。
高砂掛軸は
共に白髪になるまで仲むつまじくとの願いと夫婦円満にと願う掛軸です。
還暦や銀婚式、金婚式のお祝いの席にも掛けられるものです。
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